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歯周病の再生治療ってどんな治療?治療法やメリット・デメリット・費用などを解説

歯周病は日本人が歯を失う原因の第一位とされ、進行すると歯を支える骨が溶けてしまいます。

歯磨きや通常の歯周治療では改善が難しいケースもあり、抜歯しかないのではと不安になる方もいるかもしれません。

そんな時に検討されるのが、歯周病の再生治療(歯周再生治療)です。

歯周再生治療は、失われた歯周組織や骨を再生させ、歯をできるだけ長く残すことを目的とした治療法です。

この記事では、歯周再生治療が必要になる時期、代表的な治療方法、メリット・デメリット、治療の流れや費用の目安までわかりやすく解説します。

歯周病の再生治療が必要になる時期

歯周病は、歯茎の炎症から始まり、進行すると歯を支える骨や歯周組織が失われていく病気です。

初期の段階では歯磨きや歯科医院でのクリーニングなどで改善できますが、重度になると治療が必要となり、失われた組織が自然に回復することはありません

そのような場合に検討されるのが、歯周病の再生治療(歯周組織再生治療)です。

抜歯を検討されることの多い歯周病にとって、歯をできるだけ残せる可能性がある重要な治療の選択肢になります。

歯周病の進行段階

歯周病は一気に悪化するのではなく、次のような段階を経て進行します。

進行度 症状
健康な状態 歯と歯茎の間の隙間は1~2mm程度。炎症はない
歯肉炎 歯垢が溜まることで歯茎が腫れ、2~3mmの歯周ポケットができる
軽度歯周炎 炎症が進み、歯槽骨や歯根膜の破壊が始まる
中等度歯周炎 歯槽骨の吸収が半分近くまで進み、歯がぐらつき始める
重度歯周炎 歯槽骨が半分以上失われ、歯が大きく動揺。最悪の場合は抜歯が検討される

気づかないうちに進行しているため、定期的な歯科検診によって早期に適切な治療を行うことで、歯を失うリスクが低くなります。

歯周病の再生治療とは

歯周病の再生治療とは、歯周病で失われた骨や歯周組織を再生することを目的とした治療です。

歯茎を切開して患部を清掃したのち、再生を促す薬剤や人工骨を用いて歯を支える組織の回復を目指します。

通常の歯周病治療では改善が難しいケースに適応されます。

どの段階になると再生治療が検討されるか

再生治療が行われるのは以下のような症状がある場合です。

  • 歯周ポケットの深さが6mm以上
  • 幅が2mm以上の垂直性骨欠損(歯の根に沿って垂直に骨が失われる)がある
  • 歯周病治療を全て終了したが結果が得られない

部分的に歯が失われているケースであれば効果が期待できますが、歯の周囲全体で水平的に骨が溶けてしまった場合、適応外と判断されるケースもあります。

また、治療は歯肉を切る外科的処置を伴うため、糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある場合は主治医との連携が必要です。

喫煙習慣がある方は、傷の治りや組織再生が妨げられるため、禁煙することで成功率を高められる可能性があります。

歯周病の再生治療の代表的な方法

歯周病によって失われた歯周組織や骨は自然にもとに戻ることはありませんが、再生治療によって歯を支える組織を回復できる可能性があります。

再生治療にはいくつかの方法があり、症例や進行度、患者さんの体調などによってどれを選ぶかが検討されます。

ここでは、代表的な治療法である4種類を紹介します。

GTR法

GTR法は、メンブレンという特殊な人工膜を用いて不要な細胞の侵入を防ぎ、歯周組織が再生するのを促す治療法です。

歯周ポケット内部を清掃し、必要に応じて人工骨を入れた上からメンブレンで覆い、骨や歯根膜などの再生を待ちます。

メンブレンには吸収性と非吸収性があり、吸収性の場合は取り外しが不要なため、患者さんの負担が軽減されます。

非吸収性のメンブレンは、歯周組織の再生量が多く期待できますが、感染などのリスクも高まります。

どちらの人工膜を用いるかは、歯科医師と相談し自身に合ったものを選択しましょう。

エムドゲインゲル

エムドゲインゲルは、スウェーデンで開発された特殊なタンパク質を使用した再生治療です。

歯肉を切開して歯根面を清掃した後、ゲルを塗布することで歯槽骨や歯根膜の再生を促します

従来の歯周外科治療は病気の進行を止めることはできても失われた組織の回復は困難でしたが、エムドゲインゲルによって失われた歯周組織の再生が期待できます。

外科的手術が1回で済む点がメリットですが、自由診療であり費用負担が大きいことや、すべての重度歯周病に適応できるわけではないことに注意が必要です。

リグロス

リグロスは日本で開発された細胞成長因子を応用した歯周再生治療です。

歯根の清掃後に患部へ塗布することで細胞を活性化し、歯肉や骨の再生を促します。

エムドゲインゲルと同じく外科的手術は1回で済みますが、条件を満たす場合は保険適用が認められている点が大きな特徴です。

ただし、適応できる症例が限られることや、効果を実感するまでに時間がかかることがデメリットとして挙げられます。

骨補填材(バイオス)

骨補填材のバイオスは、歯槽骨の量が不足している部分に用いられる再生材料です。

ウシ由来の骨を高温処理して作られており、生体親和性が高いことから世界で広く使われています。

バイオスは多孔性構造を持ち、血液や血管が入り込みやすいため、骨の再生をサポートする環境を整える働きがあります。

時間をかけて徐々に自分の骨に置き換わっていくのが特徴で、エムドゲインゲルなど他の再生材料と併用することで効果が高まるケースもあります。

歯周再生治療のメリット・デメリット

歯周病が進行して歯を支える骨や歯肉が失われた場合、従来は抜歯せざるを得ないケースもありました。

しかし、歯周再生治療を行うことで、失われた組織の再生を促し、歯を長く残す可能性が広がっています。

一方で、注意すべきデメリットも存在します。

ここでは、メリットとデメリットをわかりやすく解説します。

歯周再生治療のメリット

歯周再生治療には、失われた歯周組織を回復させることで歯を守れるという大きな利点があります。

ここでは、具体的にどのようなメリットが得られるのかを見ていきましょう。

歯を残せる可能性が高くなる

歯周病によって失われた骨や歯肉を再生させることで、歯の安定性が回復します。

ぐらつきが改善されることで抜歯のリスクが下がり、自分の歯を長く使い続けられる可能性が高まる点が大きなメリットです。

セルフケアの際の不快感を軽減できる

歯茎が下がった状態から再生が進むと、歯磨きの際に感じていたしみや痛みが軽減されます。

歯肉の形態も整うため、見た目の改善にもつながり、笑顔に自信を持てるようになる効果も期待できます。

歯周病の進行を抑制できる

再生治療によって歯周ポケットの深さが改善され、炎症が抑えられることで歯周病菌の繁殖もコントロールされます。

結果として、歯周病の進行を効果的に抑え、将来的な歯の喪失リスクも減らせます。

歯周再生治療のデメリット

歯周再生治療には注意しておきたい点や制限も存在します。

治療を検討するうえで、デメリットも理解しておきましょう。

すべての人に適応できるわけではない

歯周再生治療は、広範囲に骨が溶けている場合や糖尿病などの全身疾患を持つ方、喫煙習慣がある方では適応が難しいケースがあります。

ただし、検査や主治医との連携によって適応可能かどうかを見極めるため、可能性がある方には適切な方法を選んで治療が行えます。

治療に時間がかかる

歯周組織が再生して安定するまでには数か月の経過観察が必要です。術後に追加の処置や定期的な通院が負担に感じる方もいるかもしれません。

しかし、時間はかかりますが、その分しっかりと自身の歯を守れる可能性が高まります。

費用の負担が大きくなる場合がある

使用する再生材料によっては保険が適用されず、自由診療となるケースもあるため、費用が高額になる可能性があります。

一方で、歯を失ってしまうよりも自身の歯を残すことは非常に重要で、将来的な治療費や生活の質を考えると検討する価値があるといえるでしょう。

外科的処置が必要

歯周再生治療は歯肉を切開する外科的手術を行うため、出血や感染、腫れといったリスクが避けられません。

施術前に信頼できる医師と十分に相談し、負担がかからない方法を検討するなど、リスク対策することで負担の軽減につながります。

定期的なメンテナンスが必要

治療を受けた後も、効果を維持するには継続的なケアが欠かせません。

定期的な歯科検診とプロによるクリーニングを行って、効果を長く維持し歯周病の再発を防ぐことが大切です。

歯周病の再生治療の流れと治療期間

歯周再生治療を検討しているけれど、どのような治療の流れなのか疑問を持つ方もいるかもしれません。

一般的な歯周再生治療は以下の流れで行われます。

  1. 検査・治療説明:歯周ポケットの測定や検査を行い、治療が適応できるかを確認。カウンセリングでリスクなど知った上でどの治療を選択するか決定する
  2. 麻酔・歯茎の切開:局所麻酔後、歯茎を切開する
  3. 感染源の除去:口腔内を清掃し薬剤が作用しやすい環境を整える
  4. 薬剤・人工膜を入れる:歯や骨の再生を促す薬剤やメンブレンを入れる
  5. 縫合・経過観察:切開部を縫合し1~2週間後に抜糸。吸収性のメンブレンの場合は除去の手術も必要

骨や歯茎の再生には半年~1年程度かかるため、定期的な経過観察とセルフケアによる口腔環境の維持が欠かせません。

歯周病の再生治療の費用目安

歯周再生治療の費用について気になる方も少なくありません。

歯周再生治療は、使用する薬剤や治療方法によって保険適用になる場合と自由診療の場合があり、金額に大きな差があります。

保険適用になる場合

リグロスや一部の人工膜を使用したGTR法の場合、保険適用になるケースがあります。

3割負担であれば、1歯あたり5,000~10,000円程度が目安です。

比較的負担を抑えながら再生治療を受けられる点がメリットといえるでしょう。

自由診療の場合

エムドゲインゲルなどの保険適用外の薬剤や、骨補填材を使う場合は自由診療となります。

費用は歯科医院によって異なりますが、1歯あたり150,000〜200,000円程度が相場です。

複数の歯に処置が必要になることもあり、全体の費用は本数によっても変わります。

治療前に歯科医師から見積もりが提示されるケースが多いため、しっかりと確認し納得したうえで治療を開始しましょう。

歯周病の再生治療についてよくある質問

歯周再生治療は専門的な治療法で、初めて受ける方にとっては不安や疑問があるかもしれません。

ここでは、よくある質問とその答えをわかりやすくまとめました。

どの歯科医院でも受けられますか?

歯周病の再生治療は、すべての歯科医院で行えるわけではありません。

高度な技術と経験が必要な治療であるため、歯周病を専門に学び、多くの治療実績を持つ歯科医師がいる歯科医院で受けることがおすすめです。

神谷歯科クリニック』では、厚生労働省が課す施設基準をクリアした院内で、長年の歯周病治療経験を持つ歯周病専門医が、患者さんの目線に立って専門的かつ最適な治療を検討します。

再生治療に痛みはありますか?

再生治療中は局所麻酔を使用するため、痛みを感じることは少ないです。

術後は数日間、腫れや痛みを感じるケースもありますが、処方された痛み止めを服用することで日常生活も問題なく送ることができます。

痛みの感じ方には個人差がありますので、気になる症状が続く場合は歯科医師に相談しましょう。

成功率はどの程度ですか?

リグロスなどの再生治療薬を適切に使用した場合の成功率は70~90%と言われています。

あまりにも重度の歯周病の場合には、再生治療の適応が難しくなる場合もあるため、歯茎の腫れや出血などの症状を感じたら早めに治療を受けることが重要です。

まとめ

歯周病が進行して歯を支える骨が失われても、再生治療によって歯を残せる可能性があります。

ただし、すべての症例に適応できるわけではなく、外科的処置や長期的なメンテナンスも必要になります。

治療法や費用、成功率は患者さんの状態によって異なるため、まずは歯科医院での精密な検査とカウンセリングが必須です。

神谷歯科クリニック』では、歯周病専門医が在籍し、歯周病の治療のために痛みの少ないレーザー治療やDNAを活用した歯周病治療のほか、歯周再生治療にも力を入れています。

歯をできるだけ残し、患者さんの希望を取り入れるよう丁寧なカウンセリングと治療を行っていますので、歯周病が気になる方はぜひご相談ください。

記事監修:神谷 隆裕

歯科医師/日本顎咬合学会認定「咬み合わせ認定医」/DNA研究会 認定医/日本口腔インプラント学会 専門医/国際インプラント学会AIAI 認定医

歯のクリーニング・歯石取りフッ素塗布など歯科衛生士が優しく対応。
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